法政アクティブリサーチ 第5回(濱中クラス)


日時:2018年10月17日(水)
場所:和顔館316教室
担当者:濱中新吾
クラスのテーマ:政治学のサーベイ実験


河野勝(2018)『政治を科学することは可能か』中央公論新社に収録されている「なぜ安倍政権の支持率は復活するのか」と「何が憲法改正を躊躇させるのか」を輪読した。
 報告後、安倍政権の支持者のうち一部がイベントの際に不支持に廻りまた支持に戻る動きへの理由付け、保守寄りの人々ないし左派やリベラル勢力に厳しく批判的な人々の具体的イメージ、相関関係、ロジスティック回帰分析という分析手法、といった事柄について質問と討議が行われた。
 クロス表を基にした2変数の相関関係についてはカイ二乗値からクラメールのVを計算することで求められることを講義した(写真)。



法政アクティブリサーチ 第4回(濱中クラス)


日時:2018年10月3日(水)
場所:和顔館316教室
担当者:濱中新吾
クラスのテーマ:政治学のサーベイ実験

河野勝(2018)『政治を科学することは可能か』中央公論新社に収録されている「バンドワゴン行動の政治経済分析」と「新しい安保法制は何を後世に残したのか」を輪読した。
 報告後、サーベイ実験のデザイン、質問項目の文言、論文にあるジャーゴン(専門用語)、政治現象におけるバンドワゴンとは何なのか、「安保法制成立における存立危機事態と言う概念が総理の行動を縛っていた」という著者の解釈の意味、といった事柄について質問と討議が行われた。
 「バンドワゴン行動の政治経済分析」とともに肥前洋一編(2016)『実験政治学』勁草書房に所収されている第4章「多数派形成に関する調査実験」[村上剛・荒井紀一郎・河野勝]も講読した(写真は講読中の様子)。