法政アクティブリサーチ 牛尾クラス 第11~13回議事録

日時:201712月4日(月)昼休み(12時15分~13時15分)
       1213日(水)3.4講時(1315分~1630分)
場所:龍谷大学 和顔館316教室
担当者:牛尾洋也

1.研修合宿候補地検討会:班別PPT発表
*県別で地域の様々な資産を活用した研究すべき取り組みを報告し、検討を行った。
 以下、その県別のテーマおよび担当部局をピックアップした。

(1)1班:【島根県】
・日本遺産
 ①「津和野今昔―百景図を歩く―」
  百景図に基づいたまちづくり、自然景観の保全について調査
  津和野町日本遺産センター、津和野町教育委員会を訪問
 ②「出雲國たたら風土記―鉄づくり千年が生んだ物語―」
   8つの博物館での展示その連携、観光への活用について調査
  奥出雲町、安来市、雲南市を訪問
「日が沈む聖地出雲」
   観光への活用、継承について調査
   出雲市を訪問
・世界文化遺産:「石見銀山遺跡とその文化的景観」
  人力・自然との共存、「パーク&ライド」、地域資源の観光への活用について調査
 島根県教育庁、石見銀山世界遺産センター、石見銀山ガイドの会、大田市役所を訪問
・重要文化的景観:「奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観」
  歴史的建造物の維持管理、学校教育カリキュラムについて調査
 奥出雲町役場、体験学習実施をしている技術者を訪問 
・世界農業遺産:「奥出雲たたら製鉄に由来する資源循環型持続可能な農業システム」
   世界農業遺産認定を目指した取り組みについて

(2)2班:【長崎県】
・世界遺産に向けた取り組み
 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
  官民一体の県民会議について調査
  長崎県庁世界遺産登録推進課・文芸文化課文化財班、長崎市世界遺産推進室を訪問
 「長崎市外海の石積集落景観」の世界遺産認定を目指した取り組みについて
  長崎市を訪問
・重要文化的景観:「長崎市外海の石積集落景観」
 長崎市を訪問
・日本遺産
 ①「越前―百花繚乱のやきもの散歩―」
  長崎県文化遺産振興課、三川内陶磁器工業協同組合を訪問
「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴―日本近代化の躍動を体感できるまち―」
 佐世保市を訪問
「国境の島 壱岐・対馬・五島―古代からの架け橋―」
・都市景観
  斜面に密集した住宅地
 坂道保存、空き家、車みち整備事業、景観まちづくり刷新モデル地区について調査
  長崎市、整備された地域の区長、長崎市消防局を訪問
・離島振興
  日本一の数、長崎県離島振興計画
 長崎県庁地域づくり推進課、地域おこし協力隊を訪問

(3)3班:【広島県】
・日本遺産
 「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」
  遺産維持、地方創生について調査
 尾道市を調査
「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴―日本近代化の躍動を体感できるまち―」
 呉市を訪問
・空き家問題
  尾道空き家再生プロジェクト、空き家の需要向上、空き家の有効活用について調査
  NPO尾道空き家再生プロジェクトを訪問
・世界遺産
  「厳島神社(宮島)」
 廿日市市を訪問
・ディスカバー農村漁村の宝
 世羅町を訪問
・ひろしまさとやま未来博2017
 広島県庁を訪問
・国家総合戦略特区
 外国人観光客の扱いについて調査

(4)4班:【岐阜県】
・食と農の景勝地
 馬瀬地域「日本で最も美味しい村・美しい村づくり」
 馬瀬里山ミュージアム、地域のブランド化について調査
 下呂市地域振興課、南飛騨馬瀬川観光協会、岐阜県庁清流の国づくり政策課、
 馬瀬地方自然公園づくり委員会
・世界農業遺産:「長良川の鮎」
  岐阜県農政部里山振興課、清流長良川の農林産業推進協議会、郡上市農務水産課
・世界文化遺産:「白川郷合掌造り集落」
・世界かんがい施設遺産
 「曽代用水」
・日本遺産:「飛騨匠の技・こころ」
  高山市商工観光部観光課、教育委員会、飛騨高山まちの博物館
・重要文化的景観:「長良川中流域における岐阜の文化的景観」
・重要文化的建造物群保存地区
  ①郡上市郡上八幡北町   ②高山市三町
  ③高山市下ニ之町大新町  ④白川村荻町
  ⑤美濃市美濃町      ⑥恵那市岩村町本通り
・景観まちづくり活動優秀賞受賞
  本町中山道景観協議会、中津川市、奥矢作移住定住促進協議会、
  恵那市建設部都市整備課

2.訪問先の決定
投票を行い、研修合宿は「岐阜県」にて行いたいという要望が決定した。
今後、さらに詳細なコース設定、班別調査、合宿準備、アポイントメントを行う。
検討班の構成のため、①食と農の景勝地、農泊、②世界農業遺産、③景観まちづくり、 ④日本遺産の4テーマについて自身の希望するテーマのアンケートを行った。

3.次回

1220日(水)1230~和顔館316教室

【検討の様子】
























法政アクティブリサーチ 第11回・第12回(濱中クラス)
日時:2017年12月13日(水) 3限~4限
場所:龍谷大学 和顔館213教室
担当者:濱中新吾

クラスのテーマ:中東和平問題に取り組む自治体の調査

n   これから、個別クラスでやらなければならないこと
・個別調査の準備(役割分担を今日中に決める)
・本調査
・報告書の作成

n   今日の講義内容
・土井敏邦のドキュメンタリー映画『沈黙を破る』を視聴し、パレスチナ問題の基礎を知る
・個別調査の役割分担を決める

n   コメントペーパーに
・映画を視聴する前に、パレスチナ問題について知っていることを挙げてみる
・映画を見たことによって何を感じたのか、考え方で変わったことがあるか?

n   場所と日程
場所:綾部と京丹後(両方いけるかは次回までに旅行計画班が検討)
日程:3月の上旬(?)

n   役割分担
連絡調整班: 小野、上原
旅行計画班: 伊藤(将)、江濱、吉村、江原
質問状原案作成班:岸本、伊藤(寛)、壽系


n   次回(1/17)までの課題
     旅行計画班⇒訪問スケジュール原案を作成する
     予算内で収まるかどうかを検討する(生協で見積もり)
     臼杵 陽『世界史の中のパレスチナ問題』講談社現代新書、6講〜10講発表の準備

n   臼杵 陽『世界史の中のパレスチナ問題』 発表者
1/17 6講〜10
6:上原、7:岸本、8:小野、9:壽系10:伊藤

2/7 11講〜14

11:吉村、12江濱13:伊藤(将)、14:江原

2017年度法政AR 第9回、第10回の記録



  
法政アクティブリサーチ 第9回・第10回講義


日時:20171129日(水) 3限~4限(1315分~1630分)
場所:龍谷大学 和顔館B208
担当者:牛尾洋也、今川嘉文、石塚武志、濱中新吾
外部講師:林美穂(人事院)


▼本講義構成

 ①GP活動報告、学外調査活動に向けたレクチャー


 ②林外部講師による講義「Sense of why ~なぜそれを学ぶのか~」


▼本講義内容

Ⅰ 3限(1315分~1445分)

1.GPの活動報告

  ①市民主導の景観まちづくりに関するAL(法学部4回生、佐々知紗理

  ②東近江市におけるフットパス作成活動(法学部3回生、野間元綺



2.「学外調査研究活動の向けた質問状作成とアポイントの取り方」牛尾先生

①アポイントメントの取り方

・まずは対人関係(=電話)を築く→その後メールでやり取りを重ねる

・電話でのアポイントメントの取り方 ※獲得目標を予め設定することが重要

・メールでの文面例

②質問状作成の方法

③事前学習、事前調査

・何を学びたいのか、その理由は何か

・学習、資料作成

④調査の具体的目的と具体的調査対象の決定

・質問者の問題意識が不明確だと回答が困難

⑤質問状送付、ヒアリング実施、調査訪問後

※ヒアリングのポイントは、事前準備をしっかりして相手方を本気にさせること




3.「アクティブリサーチのすすめ」濱中先生

・アクティブリサーチをすることは、自分自身の成長にも繋がる

・興味関心のあることをさらに追及する楽しさがある



4.「法政アクティブリサーチの取材活動に際して」今川先生

・取材先へのファーストアプローチ 視覚情報は判断要素の55%~メラビアンの法則~

・事前調査の重要性

・アポイントの取り方 ※取材先のメリット、誘因

・取材先との面談 取材における態度

・取材の内容

・取材後の対応

・調査報告書の作成 具体的内容、問題点の所在

・成果の報告 地頭を鍛える、努力を維持できる、要領が良くなる



5.「個人情報の取り扱い」石塚先生

・個人情報=個人を識別できる情報 と プライバシー情報

・団体情報



Ⅱ 4限(1500分~1630分)

「Sense of why ~なぜそれを学ぶのか~」林講師

1.自己紹介、人事院の組織紹介

・講義目的:「何故?」を大切にすること、自分の考えを持つこと、相手にわかりやすく伝えること



2.義務教育のあり方 学校の勉強は必要?

・必要:生活する最低限、生活態度、ルール、マナー、簡単、情報処理の仕方、満点へのアプローチ、好き嫌い得意苦手全てに触れることができる、教養知識、一般常識、努力、思考力向上、幅広い分野の学習、学ぶことのプロセス、識字率向上、集団生活、

・不要:強制されることの負荷、結果主義、将来に役立つか否か、能力の差、集団で学ぶことの効率の悪さ、

※人に伝えようとして発表していたか?伝え方や話し方(具体例を出すと伝えやすいetc



3.あなたはなぜ働くのですか?

・生活のため、お金の為←きっかけ?

・人とのかかわりを求めるため、人とのつながりを得るため

・暇つぶし

・好きなことをしてお金を得られれば

・文明の維持(例:建設業)

※オーディエンスを巻き込んだ発表、答えをオーディエンスに言わせる

4.あなたは仕事を選ぶうえで何を重要視しますか?

・定時、給料、休暇、責任感の有無、やりがい、転勤、ストレスのたまらない、人間関係、アイデンティティ、女性に受けがいいか、スキルアップ、



5.モチベーションカードの記入



6.社会人の立場から思う「大学生は就活の時コレを重視しろ!」と思うポイント

①職場の雰囲気、人(ひと)



7.最後に

・大学の外に行って学んでほしい!

・大学の授業を大事にしてほしい!

・面接で重要なのは、謙虚さ。第一印象。マナー。人間性。挨拶。身だしなみ。

・当たり前のことを当たり前にできる人


▼講義写真