法政アクティブリサーチ 第17回・第18回(濱中クラス)

日時:2018年3月8日(木) 14時~15時
場所:京丹後市役所
担当者:濱中新吾

クラスのテーマ:中東和平問題に取り組む自治体の調査

   本日は、京丹後市役所での聞き取り調査を行った。
  
   京丹後市役所側の応対者は商工観光部スポーツ観光・交流課の磯田新也課長補佐、市民環境部弥栄市民局の羽賀万智子局長補佐、京丹後市国際交流協会の麻田友子事務局長の三人である。磯田氏と羽賀氏は2013年当時、企画政策課に所属し、京丹後市の中東和平プロジェクトで実務を担当されていた。

   はじめに担当教授の濱中が趣旨説明をした後、磯田課長補佐からプロジェクトの概要説明を受けた。その後、用意した質問状に対する回答をいただき、学生から関係する質疑を出してもらい、磯田氏と羽賀氏が中心になって、それに答える形を取った。

   京丹後市は2013年8月、世界連邦運動協会の支援を受けて、戦争遺児であるイスラエルとパレスチナの若者10名、それぞれ1名づつの引率者を受け入れた。

   法政アクティブリサーチの受講生が準備した質問状は世界連邦運動協会への加入・未加入の是非、プロジェクトの継続的なコミットの有無、イスラエル・パレスチナ双方の若者達の変化、生活文化上の違いと実務的なご苦労、といった内容である。

   当時、プロジェクトの開催に当たっては多くのイベントを盛り込んだため、京丹後市民に対して募金を依頼した。中でも首相官邸に赴き、安倍晋三首相との対面・会談が実現した。これには京丹後市の高校生6名も加わり、中東和平問題に対する地域住民のコミットメントを強く印象づけることになった。